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コンカフェバイトの闇?!コンカフェバイトは危険?危ない?

この記事ではコンカフェバイトの実情を解説していきます。

コンカフェで働いてみたいと思って、ネットで「コンカフェ バイト」と検索したら、「コンカフェバイト 危険」や「コンカフェバイト 危ない」というキーワードが出てきたという人も少なくないはず。コンカフェバイトは本当に危険なのかコンカフェの現役店長が解説します。

コンカフェとは?

コンカフェとはコンセプトカフェの略称。
お店に一定のテーマやコンセプトが設けられた飲食店のことです。お店の内装やお店で働く店員さんの衣装に一貫性があることが特徴で、お店の世界観を楽しみたいお客様から人気を集めています。

コンカフェの代表的なものがメイドカフェです。約20年ほど前に秋葉原で誕生したとされるメイドカフェはコンカフェの先駆けとして知られています。メイドカフェではメイド服に身を包んだコンカフェ嬢がお給仕してくれます。ドリンクの他にオムライスなどのフードメニューがあるのが一般的で、メイドさんが頼んだドリンクやフードにおまじないをかけてくれるサービスも人気です。

最近のコンカフェ業界は全国的に新規の出店が相次いでいます。以前は秋葉原などオタク文化が根強い地域での出店が多かったコンカフェですが、現在は全国の主要な繁華街はもちろん住宅街のようなローカルなエリアにも店舗があることがあります。お店の数が増えるとともに多様化されているのがそのコンセプトです。以前はメイドや動物系、学園系などのコンセプトが主流でしたが、最近ではドールやサキュバス、アイドル、お姫様など色々なコンセプトがあります。オリジナルの衣装を導入している店舗も多く、コンセプトからは各店のこだわりを見ることができます。お店を訪れるお客様にとっても働く女の子にとっても自分が楽しめるコンセプトを多種多様な中から選ぶことができるようになっています。

コンカフェにはコンカフェ嬢との交流を楽しみに訪れたり、世界観を楽しむのを目的に訪れたりする人が多いですが、実はコンカフェのドリンクやフードのメニューのレベルは一般的なカフェやレストランに匹敵することもあります。最近のコンカフェではノンアルドリンクから本格的なカクテルまで充実したドリンクメニューはもちろんオムライスやカレーなどのガッツリ系のフードメニュー、パンケーキやパフェなどのカフェメニューも充実しています。見た目も可愛くてSNS映えするものが多いです。オムライスやパンケーキなどのメニューにはコンカフェ嬢の落書きメッセージを入れてもらえるオプションも。

以前はオタクの人が行くイメージが強かったコンカフェですが、最近は男性のお客様だけではなく女の子同士やカップルでの来店も増えています。SNSで見て行ってみたいと思ったという話もよく聞くので、コンカフェの大衆化が進んでいると言えるでしょう。お店にもよりますが、コンカフェは1時間数千円から楽しむことができる気軽さも魅力です。若者の夜のお店離れが進んでいると言いますが、コンカフェはキャバクラやクラブなどより値段も安く手軽に楽しむことができるので学生や社会人になりたての人でもたまに遊びに行くという人は少なくありません。

コンカフェ嬢って何をするの?

コンカフェで働く女の子のことをコンカフェ嬢と呼びます。
最近ではSNSでインフルエンサーとして活躍する人気コンカフェ嬢も多く、一般人の女の子にとっても身近な存在です。有名なコンカフェ嬢に憧れてコンカフェを始めたという人もたくさんいます。

コンカフェ嬢はコンカフェでドリンクやフードなどのメニューを提供したり、おしゃべりやチェキ撮影を通してお客様と交流したりするのがお仕事です。資格などは必要なく、基本的に未経験でも応募することができるため、コンカフェバイトに応募するハードルは低いと言えます。数は限られますが高校生でも働けるお店もあります。コンカフェ嬢はコンカフェの顔であるので、お客様を楽しませるホスピタリティや可愛い自分を演出する努力が求められるお仕事ではありますが、髪色や髪型も自由でメイクもお店のコンセプトに沿っていれば自由であるため、若い女の子から人気の職業です。

コンカフェ嬢の大半はアルバイトで本業は学生やOLであることが多いです。週に2,3日程度から出勤可能なお店が多く、夜勤のシフトに入れるお店もあります。基本的にはお店での接客がメインのお仕事ですが、SNSをたくさん更新してファンを増やすなど業務時間外での努力が必要なこともあります。またお客様がいない時間はビラ配りをしたり配信をしたりすることも。コンカフェ嬢のお仕事は誰にでも簡単にできる内容ですが、一般的なアルバイトの業務内容とは違うことも多いので注意が必要です。

コンカフェバイトの始め方

コンカフェでアルバイトをする際にはバイト情報サイトから応募するのが一般的です。またSNSに力を入れているお店が多いので、SNSから自分好みのお店を探すのも手です。SNSのDMやホームページから応募を受け付けているお店も多いです。また、SNSでコンカフェで働きたいということを発信するのもおすすめです。コンカフェではSNSを通した採用が一般的であるため、お店の採用担当者やコンカフェなどを紹介するスカウトの人から求人の情報をまとめて得ることができます。

コンカフェバイトに応募する際に気をつけたいのがお店の種類です。一口にコンカフェといっても配膳がメインのお店からノルマがありお客様を呼ぶことが求められるお店まで色々あります。求人情報だけでどんなお店かを見抜くには限界がありますが、お店選びの参考になりやすいのが時給です。コンカフェの平均時給は1,200円〜1,500円程度。時給が2,000円以上のお店はキャバクラに近い業態であることが多いので注意してください。コンカフェのお店選びをする際には自分がどんな働き方をしたいのか事前にしっかり考えておくのが大切です。配膳メインのお店がいいのか、条件は多少厳しくても稼げるお店がいいのかによってベストなお店も変わってきます。またカウンター越しの接客がコンカフェの基本ですが、お客様の隣に座るのにも抵抗がない子にとってはキャバクラに近い業態のお店の方が稼ぎやすく働きやすいと感じることもあります。

どんなお店で働きたいかイメージできたらお店をいくつかピックアップして面接を受けます。コンカフェは基本的に履歴書不要で面接可能なことが多いですが、ある程度面接で話すことを考えてから行くのがおすすめです。コンカフェの多くは未経験でも応募可能ですが、接客業の経験がある人はぜひ面接でアピールしましょう。コンカフェでは面接の後に体験入店が可能なこともあります。体験入店ではお店の雰囲気を見ることができます。ただお店側もその子が入店後コンカフェ嬢として働いていけるかを見ているので体験だからといって手を抜くことはないようにしましょう。面接後そのまま体験入店というケースもあるので、面接にもヘアメイクをしっかりしていくといいでしょう。

コンカフェバイトは危ない??

コンカフェバイトについて調べていたら「危険」や「危ない」などのキーワードが出てきて不安という声を聞くこともあります。コンカフェバイトに危険なイメージがあるのにはいくつかの理由があります。

お給料の仕組みが複雑

コンカフェでは一般的に時給+歩合給という形でお給料が支給されます。
これはアルバイトでは珍しい仕組みです。営業職などの職種では歩合給が見られることもありますが、コンカフェ嬢の多くは今までコンビニやファストフードなどのアルバイト経験しかないため、歩合給という制度自体が身近ではありません。
コンカフェの場合の歩合給は売上バックやドリンクバックなどになりますが、これらは売上の○%やドリンク1杯で◯円のように設定されています。具体的にどの売上がバックの対象なのかやこういう場合はドリンクバックが対象外になるなどの細かい規定はお店によってバラバラで大抵の場合面接時や入店時にサラッと説明されるだけなのでしっかり理解するのが困難です。そのため事前に自分のお給料がいくらなのかを予測するのが難しく、思ったよりお給料が少ないなどのトラブルになることがあります。
解決法としては面接や入店の際にお給料の仕組みが説明されたときにメモを取って後から確認できるようにしておくことや疑問が生じたら都度お店側に確認することが挙げられます。
コンカフェのお給料は不透明でわかりにくいとされることもありますが、ほとんどのお店がしっかり根拠に基づいてお給料の額を決定しています。お給料についてわからないことがあるときはお店側に質問することで解決できることが多いです。

職場の人間関係が怖い

コンカフェは女の子ばかりの職場であるため人間関係がめんどくさそう、ギスギスしてそうと思われることが多いですが、実際はそんな話はほとんど聞きません。コンカフェは自由シフト制のお店が多いため、毎回シフトによって集まる女の子はバラバラです。そのため派閥ができることもあまりありません。よくコンカフェの求人で「オープニングなので派閥がない」ことを売りにしているお店がありますが、むしろ営業歴がある程度あるお店の方が実際のお店の様子を事前に確認してから応募することができるので安心かもしれません。またどうしても女の子同士の人間関係が気になるという人はノルマがない緩めのお店を選ぶのがおすすめです。ランキングを発表していたり、売上で時給が変わったりするお店は女の子同士でお客様の取り合いがあったり気が強い女の子が多かったりする傾向にあります。売上圧力が緩めのお店の方が人間関係はより楽です。

入店してみたら条件が違った

コンカフェの求人にはどのお店も似たようなことしか書かないので実際に入店してみたら求人情報と違っていたというトラブルはあるにはあります。多いのはカウンター越しの接客と聞いていたのにお客様の隣に座ることがあったケースや衣装の露出が思ったより多かったケースです。応募する前にお店のホームページを見てみたりコンカフェのまとめサイトなどでお店の雰囲気を確認しておくのがおすすめです。また体験入店をおこなっているお店もあるので、体験入店で実際のお店の様子を見てみるのもいいでしょう。

仕事としてお酒を飲むことがある

コンカフェの中にはお酒の提供があるバー業態のお店も増えてきています。バー業態のお店は深夜に営業しているので学校や昼職をしている人でも両立してシフトに入りやすいというメリットがある一方で、仕事の一環としてコンカフェ嬢もお酒を飲むことが多いというデメリットもあります。お酒が好きな人や元々よくお酒を飲む人にとってはデメリットにならないかもしれませんが、普段はあまりお酒を飲まない、お酒が苦手だという人にとっては仕事としてお酒を飲まなければならないのは不安があるかもしれません。たくさんお酒を勧めてもらえる=ドリンクバックなどの歩合給が稼ぎやすい環境ではあるのですが、どうしても飲酒を抑えたいという人はバー業態ではないお店を選ぶのがいいでしょう。

お客様とのトラブル

たまにニュースでコンカフェ嬢がお客様によるストーカー被害にあったなどの話題を目にすることがあります。お客様とのトラブル関連の話は実際に起こっている件数は少なくてもどうしても目立ってしまいがちです。コンカフェで店長を数年していますが、今まで特段大きなトラブルはありません。繁華街エリアのお店ですが、他の店舗でも目立ったトラブルの話は聞かないです。なので、入店する前から過剰に恐れる必要はないかなあというのが率直な意見です。またお客様とのトラブルはお客様にプライベートを明かさない、お客様の執着につながるためお客様のキャパを大幅に超えてお金を使わせることはしないなどお客様との接し方を少し気を付けるだけで防ぐこともできます。

まとめ

コンカフェバイトをしてみたいけど危険?危ない?と不安になっている人に向けた記事でした。
コンカフェは普段あまり馴染みがない場所であるため、そこでもバイトってどんなことをするの?危なくはないの?と心配になるのは当たり前。ぜひこの記事を読んで不安なことや疑問点が解消されていたら嬉しいです!

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