過酷な環境？から楽しい発見へ！新宿歌舞伎町ガールズバー「バッカス」で働いた元キャストが語るリアル体験

こんにちは！コンカフェドットコムの中の人です！

今回は、新宿歌舞伎町の「バッカス」で実際に働いていた元キャストの方にお話を伺いました。

新宿歌舞伎町でガールズバー勤務を始めたきっかけや、その中での経験を振り返る記事内容です。
コロナ禍やシフト制度の厳しさに悩みながらも、少しずつ成長していく姿が描かれています。
周囲の評価を受けて自信を深め、歌舞伎町という場所に対する印象が変わっていく過程をぜひご覧ください。

「バッカス」での挑戦と成長、リアルな体験をぜひチェックしてみてください！

取材したキャストの基本情報

• ニックネーム：AI
• 年齢：23歳
• 性別：女性
• 所属:社会人
• 働いた時期：202１年
• 働いた期間：3ヶ月
• シフト：週4回

バッカスに応募した経緯

Q．バッカスにどのように応募しましたか？

新宿のガールズバーで働くことに興味をもち、タウンワークなどアルバイトを募集しているサイトで探しました。
体験入店先を探せるサイトでもいくつかお店を探しました。
働くことに興味を持った理由は、①かわいい服をきてみたい　②お金が欲しい（目を二重に整形したのでお金が必要だった）　③自分は意外とお酒が強いことがわかった　④男性から意外とかわいい、とかおもしろいなど言われることがたまにあったので、接客もできるのではと考えたからです。

Q．バッカスに応募した理由を教えてください。

応募した理由は、ただ新宿歌舞伎町で働きたかったからです。
コンカフェも考えましたがお酒を飲まないためか時給がガールズバーより低めだったのでやめました。歌舞伎町が良かった理由は、いろんな人が集まる印象があり、自分を好いてくれる人に多く出会えると思ったこと、歌舞伎町をたまに通る機会があり、その時に雰囲気が気に入ったことです。
ある日、ホストとそのホストを指名しているらしい女性がタクシーから出てきたときに、一気に歌舞伎町に興味を持ちました。
それまで歌舞伎町はやくざのイメージがありましたがそれが一拭されました。

Q．バッカスの面接はどんな感じでしたか？

タウンワークで応募した後にメールで連絡がきて、面接日を決めました。
免許書などのコピーをとられました。また新宿の警察がきたときのために住民票を提出しました。
（私の名前だけのものでよかったと思います）
働ける日数や時間を聞かれ、バックの説明がありました。
その後すぐに体験入店もできそうでしたが、後日にしました。
店長が風俗のスカウトもやってるかお店を経営しているかで、「風俗は興味ある？」と聞かれましたがないと答えました。

バッカスの実態

Q．バッカスで働いて良かったこと、嬉しかったことはありますか？

褒めてもらえた

場内指名を1日１つ以上とれたり、入って次の月に売上ランキングで10位以内に入ることができたり、新人の中では上位、といういい成績を残すことができたことです。
最初は「声がこもってる」など話し方を注意されてましたが、結果を出せるようになったことで店長からも褒められ、先輩たちからも褒めてもらえてうれしかったです。

また、歌舞伎町ということもあり人が多かったし、やはりこのような自分でも好きになってくれる人が多くいました。
朝までやってるお店で起きているのは大変でしたが、いろいろなお客さんに会えたり業務終了後に店長にラーメンに連れて行ってもらえたりして楽しみがありました。
新宿は明け方は少し汚かったですが、そこもおもしろいなと思い、その場所を選んでよかったと思いました。

Q．バッカスで働いてきつかったことや大変だったことはありますか？

コロナ禍の環境

コロナ禍にそのお店で働き始めたこともあり、環境がブラックでした。
例えば接客してない時間はお店にいても時給がでませんでした。
一番ひどかったのは夕方の18時から23時ころまで出勤したが、接客が30分のみ、そして1日出勤すると厚生費などで500円と給料の10％引かれるので、時給の1500円の半分から諸々引いてその日の給料は225円でした・・・。
そのような環境が理由に辞める人が多くいましたが、わたしは受かったガールズバーがそこだけだったのでその場所で頑張るしかないと思って続けていました。

評価されていないと感じた瞬間

しかし私の頑張りを認めてくれていないなと思う出来事がありました。
例えば同伴出勤ですが、お客さんとごはん食べた後にお店に行くというのを何度かしたときに、店長から「AI（私）はお店の中でしか会えない存在でなくてはならないから外では会うな」と言われました。他のお店やキャバクラでは同伴するとバックももらえるというのに、ひどいなと思いました。

Q．バッカスではどのようなお仕事をしていましたか？一日の流れを教えてください！

開店の準備

オープンから入る場合、１７：３０には着替えてから出勤するようにします。
ドリンクの在庫を確認し、足りないものがあればメモを取り、近くにあるお酒やソフトドリンクが売っているお店に電話で注文します。
テーブルやグラスの清掃は前日の締め作業の際に済んでいるため、オープンではドリンクのメニュー表をテーブルの上に並べます。
また、女の子が飲む用の水を鏡月のボトルに入れておきます。
そのボトルは目印があるのでわかりやすいです。
飲み物は20分ころで届くので棚に並べます。
18時のお店が開く時間になったらドアマットを敷き、カラオケ用のテレビをつけて音楽が流れるようにします。

接客

お客さんが来たら接客、帰った後は急いで片付けをしグラスを洗ったり灰皿を洗ったりし、次の来客に備えます。

退勤

クローズ作業は朝の4時半頃に行われ、それまでに暇な時間はおしぼりを袋から出し、丸めてから保温機につめていました。
掃除もし終ってゴミ出しが終わったら退勤、帰宅でした。

バッカスの条件

Q．バッカスの給与やシフトはどのような仕組みでしたか？

罰金のあるシフト制度

時給1500円、売り上げによって上がったりはしない。
面接時にどれだけシフトに入れるか聞かれ、答えた通りに入らないと罰金、と言われていた気がします。
わたしは金曜と土曜は必ず入り、他の曜日で1日入って週3日は入るといってました。
時間も週末はオープンからクローズで入るといっていたので、あまり融通は利きませんでした。
人手が足りないので当日に急に入ることやシフトが長引いたりすることもありました。
シフトの出し方は紙に希望を書き、週末に決定したシフトが発表されましたが、基本的には希望がすべて通ってました。
もし休むとなると罰金対象だったので、慎重に提出する必要がありましたが、基本的に私は暇だったので毎回入ることができていました。

Q．バッカスに服装・髪型の規定はありましたか？また、制服はありましたか？

白の男性用のワイシャツ

白の男性用のワイシャツを下着の上からきて、ボトムは短パンを履く型やメイクは個人の自由でした。「彼シャツ」というコンセプトのガールズバーで、共同でバニーのガールズバーと経営していたため、お客さんはカウンター越しに私たち側の足元にある鏡で脚やお尻をみれる構造になっていました。
彼シャツがコンセプトの場合脚がメインで、上半身も透けているブラジャーが見える、という状態でした。
胸が大きい子はボタンをたくさんあけて谷間がみえるようにしていた子もいた気がしますが、私は小さかったのでそういうことはできませんでしたが、貧乳でもとくに問題はなさそうでした。
私服ではなかったので少しつまらなかったですが、お酒などこぼしてもお店の貸し出しシャツなので問題ないところはよかったです。

バッカスの基本情報

• 未経験者と経験者の比率：未経験者が多い
• 接客スタイル・雰囲気：わいわいしていて時々粗めな飲みをしている
• キャスト間の営業関係：やや個人営業
• キャストの平均年齢：10代から20代前半
• 業務外の飲み会：業務外交流はやや少ない

バッカスのインタビューを終えて

AIさん、本日は貴重な体験談をお聞かせいただき、ありがとうございました！

厳しい状況の中でも粘り強く努力を続けられたことに、とても感心しました。
また、不安や困難な状況が多かった中で、最終的に充実感を得られるようになった点がとても印象的です。
歌舞伎町という場所が持つ独特な魅力に気づいていく過程や、環境に慣れ、周囲から評価されることで成長できるということを改めて実感させていただきました。

これからガールズバーで働こうと考えている方々にとって、実際の体験や心の変化を知ることができる貴重な機会となったと思います。
今回のお話を共有してくださり、心より感謝しています。ありがとうございました！